2.43 清陰高校男子バレー部 1
壁井ユカコ (著)
価格:520円(本体)+税
2.43 清陰高校男子バレー部
春高編 ①
壁井ユカコ
春の高校バレー開幕! 初出場の福井県代表・清陰高校の前に立ちふさがるのは、インターハイ優勝の福岡代表・箕宿高校や有望選手が集う東京代表・景星学園……。メンバー8人の元弱小チームは築き上げてきたチームの力で頂点を目指す!最強の青春スポーツ小説。
2.43 清陰高校男子バレー部
春高編 ②
壁井ユカコ
春の高校バレー開幕! 初出場の福井県代表・清陰高校の前に立ちふさがるのは、インターハイ優勝の福岡代表・箕宿高校や有望選手が集う東京代表・景星学園……。メンバー8人の元弱小チームは築き上げてきたチームの力で頂点を目指す!最強の青春スポーツ小説。
灰島公誓(はいじま・きみちか)
セッター、181cm
七符清陰高校1年生。幼稚園の時、家の事情で東京へ転居。バレーの強豪中学に通っていたが、ある事件をきっかけに不登校になり、福井へ戻る。他人の気持ちが分からず、摩擦を引き起こしてばかり。バレーのことしか考えていないバレーバカ。
黒羽祐仁(くろば・ゆに)
ウイングスパイカー、184cm
七符清陰高校1年生。福井県の片隅、紋代町の地主の一人息子。幼なじみだった灰島との再会をきっかけにバレーボールを本格的に始める。ずば抜けた身体能力を誇るがプレッシャーに弱く、肝心のところで失敗しがち。
棺野秋人(かんの・あきと)
ウイングスパイカー、181cm
七符清陰高校2年生。健康上の理由で屋外での長時間の運動ができないため、外練の時は女子バレー部の屋内練習に参加している。荊とは中学時代から一緒にバレーをやってきた。
末森荊(すえもり・いばら)
173cm
七符清陰高校2年生。女子バレーボール部員。中学時代はバレー部のエースだったけれど、高校に入ってから躓く。周りからかっこいい系女子として慕われている。
青木操(あおき・みさお)
副主将・ミドルブロッカー、193cm
七符清陰高校3年生。入学当初、小田に誘われたのをきっかけにバレーをはじめる。部の副主将と生徒会の副会長をつとめる秀才だが毒舌家。
小田伸一郎(おだ・しんいちろう)
主将・ウイングスパイカー、163cm
七符清陰高校3年生。男子バレー部主将。誰よりもバレーに情熱を注いできたが、身長の壁に阻まれ、高校卒業後は別の道を歩むしかないと考えている。
三村統(みむら・すばる)
ウイングスパイカー、189cm
福蜂工業高校3年生。全国大会最多出場を誇る福井県王者の主将にして、“悪魔のバズーカ”の異名を持つ絶対エース。明るく人懐こい性格と強いカリスマ性でチームを牽引する。県の学生バレー界の寵児。
越智光臣(おち・みつおみ)
マネージャー、168cm
福蜂工業高校3年生。1年生の夏に怪我で選手を諦め、退部も考えたが、三村に引っ張られてマネージャーに転向。地味で暗い性格ながら、最強チームを支える裏方として選手からの信頼は篤い。
弓掛篤志(ゆみかけ・あつし)
ウイングスパイカー、175cm
福岡県代表・箕宿高校3年生。ユース代表。小柄ながら現高校No.1の呼び声高い最強プレーヤーで、強靱な精神力と反骨心の持ち主。古豪・箕宿高校を復活させ悲願の全国大会三冠を目指す。二つ名を“九州の弩弓”。
浅野直澄(あさの・なおずみ)
ウイングスパイカー/セッター、191cm
東京都代表・景星学園高校3年生。ユース代表。根はおとなしい性格だが、冷静沈着な将に成長して利かん気な1、2年生たちを率い、箕宿高校の対抗馬として全国初優勝を狙う。弓掛とはライバルであり親友でもある。
佐々尾広基(ささお・ひろき)
ウイングスパイカー、185cm
福岡県出身。弓掛の知己だが地元を離れて景星学園に入学。浅野の2学年上の先輩。3年前の春高では2年生エースとして準優勝を果たす。関東のK大学バレー部員。
高校男子バレーボールのネットの高さは、多くの県大会で2m40cm。だが、春高バレー(全日本バレーボール高等学校選手権大会)では、2m43cmになる——。
壁井ユカコさんの「2.43」シリーズは、福井県の弱小チーム・清陰高校男子バレー部が〝全国〟を目指す青春スポーツ小説です。第三弾となる本作『春高編』では、いよいよ、清陰高校が春高に挑みます。天才セッター灰島公誓と、ずば抜けた身体能力とガラスのハートをあわせもつアタッカー黒羽祐仁ら、清陰メンバーは全国でどう戦うのか? 彼らの前には、歩んできた道のりも個性も異なる、さまざまなライバルが立ちはだかります。刊行にあたり、壁井さんにお話を伺いました。
敵チームも格好いいからこそ盛り上がる
全試合、ローテーション表やスコアブックを作っています
予想内の未来、ではない結末を
聞き手・構成=瀧井朝世
「青春と読書」2018年10月号掲載
2016年、2017年、2018年の夏のコミックマーケットでバレーボールメーカーの株式会社ミカサとのコラボ企画として書きおろされたショートストーリー3話をお届けします。
春高編を読む前でも、読んだ後でもお楽しみいただける構成です。
Special thanks to Mikasa Corporation.
もっと高く、もっと強く。仲間を信じて勝利を掴め。メンバー8人の元弱小チームが頂点を目指す——。
最強の青春スポーツ小説『2.43』シリーズはこちらから!